会長の挨拶

 

平成24年度より、高取町介護支援専門員連絡協議会(たかとりケアマネ会)代表に就任させて頂いている中西宏次です。
 今年度は新役員体制のもと、7年目の活動となります。活動内容は、月1回のケアマネ会議でケース検討会や医療関係者・民生委員等各種団体との情報交換会をし、年2回家族介護教室の開催(町の委託事業)、毎月1回の「介護相談」を行っています。また、行政や警察など関係機関と「高取見守り安心ネット」を構築し、犯罪や詐欺行為などの情報収集、共有、地域住民への伝達等を行っております。ケアマネを知って頂くために、地域に出向き「出張講座」も実施しています。

 

昨今、地域包括ケアシステムの構築が、地域での重要課題と言われています。地域包括ケアシステムとは、住み慣れた地域で生活上の安全・安心・健康を確保するため、医療や介護のみならず、福祉サービスを含めた様々な生活支援サービスが日常生活の場で適切に提供できるような地域での体制であります。

 

要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることが出来るよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される体制を構築することを目標にしています。

 

現在の高取町の保健・福祉・介護部門に関し、人員不足が懸念され、機能の停滞・低下が予測されます。超高齢社会で、高取町は独居高齢者も全国平均を上回っている現状から関係職員の充実を切に希望いたします。

 

市町村では、2025年に向けて3年ごとの介護保険事業計画の策定・実施を通じて、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じた地域包括ケアシステムを構築しなければなりません。

 

「たかとりケアマネ会」は、20名の会員で活動しております。他の介護支援専門員や後進に対する指導・助言・研修などの活動を通じて、ケアマネジメントの質の向上を図ることを目指しております。地域の情報収集・発信、事業所・職種間の調整を行うことにより地域課題を把握し、地域に必要な社会資源の開発やネットワークを構築する。 

 

特に地域ケア会議を活用してニーズを的確にキャッチし、個別課題から政策形成までの展開をサポートする。そして行政(地域包括支援センター)と共に協働していくことが重要だと考えます。

 

それにより、高取町の福祉の充実・向上が図られると私は信じております。